製品
用途から仕様を組み立てる、11の金具カテゴリー。
金具は同じ名称でも、取り付け位置や使われ方、かかる荷重によって必要な仕様が変わります。同じDカンでも、短いハンドルに使う場合と着脱式ショルダーストラップに使う場合では、使用時の動きや求められる強度が異なります。Nikkaでは、ラグジュアリーバッグ、革製品、トラベルケース、アクセサリー向けに、11の主要カテゴリーを起点として、標準品と特注の金属パーツを開発しています。
11
留め具からブランドロゴ金具まで、11の製品カテゴリー
特注開発
標準品の選定から、案件ごとの特注開発まで
素材
亜鉛合金・真鍮・ステンレスを並べて比較
コンセプトからサンプルまで
コンセプト、検討中のサンプル、参考画像のいずれからでも、開発を始められます。
仕様を考える起点
使用時に果たす役割から、金具を分類しています。
同じ引手でも、メイン開口部と内ポケットでは、求められる重量やバランスが異なります。以下の3つの機能グループは、仕様を確定する前に各部品をどのように評価するかを示しています。
視点01
開閉と可動を担う金具
ターンロック、差込錠、マグネットホック、ファスナー部品は、実際の使用状態で評価する必要があります。スムーズな開閉の軌道、適切な噛み合わせ、そして繰り返しの接触でも確実な性能を確保できるよう、これらの部品を設計します。
視点02
接続・調整・荷重を担う金具
ナスカン、Dカン、スライダー、バックル、チェーンは、ストラップの向きやバッグ全体の重量に関わります。余分な厚みや量感を加えずに強度を確保できるよう、内幅、断面形状、接合位置を詰めます。
視点03
固定・保護・ブランドを示す金具
カシメ(リベット)、底鋲、ブランドロゴ金具では、穴位置、取り付ける素材の厚み、エッジ処理の精度が仕上がりを左右します。ブランドを表すパーツをすっきりと取り付け、仕上がりを安定して揃えられるよう、細部を管理します。
製品カテゴリー
用途に近いカテゴリーから、具体的な仕様相談へ。
各製品カテゴリーは、案件の位置づけと検討の始め方を見極めるための入口です。カテゴリー名が分かる場合は名称を、未確定の場合は参考資料をお送りください。そこから必要な条件を整理します。
ファスナー/ファスナー部品
引手、スライダー、ファスナー装飾パーツ
ファスナー本体は変えず、外から見える引手や装飾パーツをコレクションに合わせたい案件に対応します。組み合わせるファスナーのサイズまたは種類をお知らせください。
バックル
ピンバックル、ローラーバックル、特注バックル
単なる留め具ではなく、バックル自体を意匠の一部として見せるストラップやベルトに対応します。ストラップ幅と目標とする仕上げをお知らせください。
アジャスター&スライダー
ストラップ用アジャスター、スライダー、長さ調整金具
滑りのよさと保持力を両立し、金具の仕上がりも製品全体で揃える必要がある調整式ストラップ向けです。
締結金具
カシメ(リベット)、グロメット、ハトメ、組ネジ
強度だけでなく、ほかの金具と揃う仕上げや、生産ロットが変わっても安定する品質が求められる固定部品向けです。
フック
ナスカン、ロブスタークラスプ、トリガースナップ、スイベルフック
繰り返し開閉され、持ち運び時の荷重を受ける部品では、使用を重ねてもめっきの状態が安定していることが重要です。
リング&チェーン
Dカン、丸カン、コネクター、チェーン
荷重を支えながら、可動部の動き方にも関わる部品です。溶接と鋳造のどちらを選ぶか、あるいはステンレス採用へ切り替えるかを、この段階で見極めます。
留め具・錠前
ひねり金具(ツイストロック)、差込錠、スイングロック、マグネットホック
頻繁に手で開閉し、近い距離から見られるバッグや、かっちりした革製品向けです。想定する機構の種類と、どのように開く仕様にしたいかをお知らせください。
装飾・ブランド金具
ロゴプレート、チャーム、装飾金具
特注ロゴプレート、刻印入りメタルタグをはじめ、ブランドを示す金具では、表面仕上げと細部の精度が重要です。ロゴデータまたは意匠図と、目標とする仕上げをお送りください。
トラベルケース用金具
コーナー金具、底鋲、錠前、伸縮式キャリーハンドル
荷重、持ち運び時の取り扱い、擦れにさらされるトラベル用品やケース向けです。耐久性と仕上げの持ちを優先して仕様を詰めます。
アパレル・フットウェア・特殊金具
装飾パーツ、アイレット、剣先、特注・特殊金属パーツ
アパレルやフットウェア向けの金具に加え、単発の特殊部品にも対応します。仕上げの耐久性、肌に触れたときの感触、特注ディテールが重視される領域です。
素材と開発
金具カテゴリーと基材は、あわせて選定します。
製品カテゴリーを具体的な調達・仕様判断へ進めるには、多くの場合もう一段階の検討が必要です。どの基材が適しているか、どの仕上げルートが現実的か、どの程度の特注対応が必要か、そして技術担当が早期に加わるべきかを整理します。
素材の選択肢
亜鉛合金・真鍮・ステンレス・アルミ合金
Nikkaでは4素材すべてに対応し、部品に求める強度、重量、仕上がりに応じて基材を選定します。
仕上げの方向性
目に触れる金具の仕上がりを、コレクション全体に揃える。
とりわけ金具がブランド表現を担う場合、めっき、研磨、表面仕上げは、製品カテゴリーを選ぶ段階から並行して検討することが重要です。
開発の進め方
標準品の選定から、コンセプトを形にする特注開発まで
既存ラインナップから始められる案件もあれば、部品仕様を固める前に、図面の確認、参考品とのすり合わせ、機構の調整が必要な案件もあります。
技術検討に進むタイミング
工程・サンプル・量産条件を固める段階へ
工程設計、サンプル製作、生産ルートの判断が必要になった段階で、Nikkaの技術担当が加わり、仕様と量産条件を具体化します。
よくあるご質問
金具を選ぶ前に、確認しておきたいこと
製品カテゴリーから始めるか、素材の方向性を先に決めるか、開発要件全体を相談するか。最初の一歩を判断するための回答をまとめました。
製品カテゴリーと参考画像のどちらから始めればよいですか?
製品カテゴリーが定まっていない場合は、特注開発の窓口から参考資料をお送りください。早い段階でカテゴリーを決めつけず、内容を確認しながら適した方向へ絞り込みます。
ブランド表現を重視した装飾金具やトリムにも対応できますか?
はい。機械的な機能を持たない意匠部品も対象です。「装飾・ブランド金具」からアートワークをお送りいただければ、機能部品と同じ流れで開発を進めます。
どのような場合に、初めからステンレスを検討すべきですか?
日常的に扱われても仕上げを長年保つ必要がある場合、重量感や手触りで上質さを表現したい場合、またはサステナビリティに関する訴求が要件に含まれる場合は、早い段階からステンレスをご検討ください。
カタログから選ぶだけでは足りない場合、どう進めればよいですか?
素材ごとの条件比較、仕上げの管理、初期選定を超えた生産計画が必要な案件は、ご相談時にその旨をお知らせください。技術担当が初期段階から加わり、仕様と量産条件を詰めます。
まずはご相談ください
どの金具カテゴリーが合うか未定でも構いません。
参考画像または初期段階のスケッチをお送りください。Nikkaのエンジニアリングチームが近い金具カテゴリーや仕様の方向性を確認し、次のステップをご案内します。
